3年生のみなさんへ
目黒研究室は,2006年4月にできた,
画像処理,信号処理を対象とした研究室です.
画像処理,信号処理,機械学習,統計学,視覚・色覚,心理学,その他数学(線形代数,最適化)に関して[興味]のある皆さんの所属をお待ちいたしております.

目黒研究室説明動画(Youtube :10分)

ゼミナールで1年間に勉強するテキスト
(みっちり勉強してもらいます)
研究室でのゼミ・演習・卒業研究こそが,「自分磨き」の良いチャンスです.ですから,3年、4年(大学院)生の研究室での過ごし方は重要です.だれのためでもない.自分のためです.「自分探し」とかいう、くだらないことをしている時間はもったいないよ。"Let it go"の君は素晴らしい!とは、大人(社会人)は、言ってくれません。ファンタジーか、または、心が折れた時の「お薬の言葉」と心得ましょう。
変わって,「どのように(問題を)解くべきか」というHow to do も,方法論を考え,実行する力が必要となります.大学,および,大学院のそれぞれの課程においては,What to do とHow to do は,全てを自らが考えることが理想ですが,大変に難しいことも事実です.以下の組み合わせを実現することが目標ですね.(皆さん全員ができているわけではないですが。。。)
【学部生4年生(3年生)】
What to do(何をやるか) と How to do(どうやるか) の両方を与えられている状態で,研究が遂行できる.
【博士課程前期(修士課程)】
What to do(何をやるか) は与えられているが How to do(どうやるか) は自分で考え,研究を遂行できること.
【博士課程後期(博士課程)】
What to do(何をやるか),How to do(どうやるか) 共に自分で考え,研究を遂行できること.
博士課程でないとWhat to do を考えることができないと思われているなんて。。。What to doが,難しいかを示している例えと思います.その思考を導くことができるためには,研究活動を通じて,いろいろな知識を学びながらも,自らが「気づく」感覚を得られるように常に「意識的に意識(コンシャス)」することです.




以下の「いずれか」に該当する学生さんをお待ちしております
- 研究内容に興味を持っている!面白そうという人!
- 画像処理プログラミングをしてみたい!
- 学会発表をしてみたい!(旅行をして、おいしい食べ物とお酒が飲めるかも。。。)
- 数学も勉強してみたい!
- カメラの使い方を勉強したい(詳しい)カメラ男子・カメラ女子!
- 「日本酒は純米酒に限る」と思う人
- 大学院に進学したい人! (welcome)
- 研究論文を学術誌に投稿して、顔写真を国会図書館に残したい人! (welcome)
- 画像処理,信号処理について研究,勉強したい人.
(これがないと始まりません) - プログラムに関するスキルをつけたい人.
- 英語の専門書・論文を読める(書ける)ようになりたい人.
(方法をお教えします) - 研究を通じて,今後の仕事や生き方に対する指針を得たい人.
(これが普遍的で最も大事.一緒に考えていきましょう.)












こんな知識を身に着けることができるかも(3年生の時点で十分でなくても大丈夫)
- プログラミング=アルゴリズム+データ構造
[対応講義・演習:◎プログラミング演習I,II,○アルゴリズムとデータ構造]
(C言語でよいです.プログラムは目的ではなく手段です.研究室では,MATLAB(Octaveの商用版),Python等を使っております.) - 統計学
[対応講義・演習:◎確率統計,◎確率統計解析]
(全ての科学の基本です.お教えします.) - 解析学,線形代数
[対応講義・演習:◎微分積分学,◎線形代数学,○線形空間論]
(これも基本です.画像処理を通じて勉強するとわかりやすいよ) - 画像処理,信号処理
[対応講義・演習:◎メディア信号処理,◎情報メディア(J),◎ディジタル画像設計論,○コンピュータグラフィックス,△計測と制御]
(メディア信号処理,ディジタル画像設計論で簡単に触れますが,ゼミでもさわりの部分は勉強します.) - 視覚,色覚
(ゼミで勉強します.) - 最適化手法の知識.
[対応講義・演習:◎組み合わせ最適化,◎機械学習,△数理計画法,△人工知能]
(GA,SA,ニューラルネットワーク等による最適化.) - 数理的な最新トピックス
[対応講義・演習:◎多変量データ解析,◎機械学習]
(独立成分分析,ベイズ統計学等,ホットな話題に対する興味があるとベター.) - LaTeXの知識
(卒業論文,学会発表の予稿は,LaTeXにより作成すると、かっこよい原稿ができるよ)








ゼミナールの内容
ゼミナールでは,前期は,「ディジタル画像設計論」の復習をします. 形式としては,3年生一人一人に,担当個所を割り当てて,それぞれが 調べて,パワーポイントで発表をします.講義ではやらなかったページも 範囲に含まれております. また,前期の初めには,MATLABの基礎を復習した後, 同時に行うゼミナールの進み具合に合わせて,ゼミナールの内容に 関連したMATLABを使ったプログラミングを作成いたします. 後期のゼミナールでは,視覚や色覚, 信号・画像解析に用いる数学,機械学習に関するテキストを 基にして,担当者が担当個所をパワーポイントを使って発表をします. 後期も,同様のMATLABのプログラミングを課題とします. 理解してないとプログラムが組めないので,簡単ではないですが, 結構みっちりと勉強になる課題と思います.(みっちり勉強してもらいます)

「研究を通じた教育」をモットーとした研究室です.
研究を楽しみながら自己研鑽ができる場にしたい.
視覚色覚理論 | 動画映像処理 | 信号処理理論 | |
プログラミング |
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統計学 |
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解析学,線形代数 |
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画像処理,信号処理 |
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視覚,色覚 |
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最適化手法の知識 |
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数理的な最新トピックス |
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LaTeXの知識 |
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このように意識して考えるといいですよ
大学で学ぶということ
大学は,高校までの学校とは大きく異なる使命があります.「研究」という作業を通じて,知識,知恵という知的生産物を生み出す方法論を習得させることが目的です.(要は、皆さんも新しいことを考えられるようになりましょう、ということです)3年、4年、院生のときにすべきこと
何も準備もせずに,4年生になってから「シューカツがんばろう」では,丸腰(武器がない)で戦おうとするようなものです.もし,今までの勉強が足りないと思うのであれば,研究室のゼミ生となる3年生となってから,それぞれの研究室ごとに行っている専門的な内容の「勉強」をやってみようよ.研究室でのゼミ・演習・卒業研究こそが,「自分磨き」の良いチャンスです.ですから,3年、4年(大学院)生の研究室での過ごし方は重要です.だれのためでもない.自分のためです.「自分探し」とかいう、くだらないことをしている時間はもったいないよ。"Let it go"の君は素晴らしい!とは、大人(社会人)は、言ってくれません。ファンタジーか、または、心が折れた時の「お薬の言葉」と心得ましょう。
What to do と How to do は覚えておこう
What to do とは読んで字のごとく,「何をすべきか」であり,How to doは「どのようにすべきか」です.「何をすべきか」と「どのようにすべきか」は,どちらを先に決めなくてはいけないでしょうか.当然,「何をすべきか」ですね.でも,What to do を決めることは大変難しいことです.つまり,「何が解くべき問題なのか?」という問題提議であり,生半可な態度では気付くことができません.変わって,「どのように(問題を)解くべきか」というHow to do も,方法論を考え,実行する力が必要となります.大学,および,大学院のそれぞれの課程においては,What to do とHow to do は,全てを自らが考えることが理想ですが,大変に難しいことも事実です.以下の組み合わせを実現することが目標ですね.(皆さん全員ができているわけではないですが。。。)
【学部生4年生(3年生)】
What to do(何をやるか) と How to do(どうやるか) の両方を与えられている状態で,研究が遂行できる.
【博士課程前期(修士課程)】
What to do(何をやるか) は与えられているが How to do(どうやるか) は自分で考え,研究を遂行できること.
【博士課程後期(博士課程)】
What to do(何をやるか),How to do(どうやるか) 共に自分で考え,研究を遂行できること.
博士課程でないとWhat to do を考えることができないと思われているなんて。。。What to doが,難しいかを示している例えと思います.その思考を導くことができるためには,研究活動を通じて,いろいろな知識を学びながらも,自らが「気づく」感覚を得られるように常に「意識的に意識(コンシャス)」することです.